「Yes, and...」で行うミーティング
当院では (まだ開業前なのに、すこし奇妙ですが)
定期的にスタッフミーティングを実施しています。
複数メンバーによるチーム医療の質を高めるには
個々の力を育てることはもちろんですが、
お互いに協力しあう礎作りも重要だと、当院は考えるからです。
ただ、価値観も考え方も違うメンバーが集まって
何か一つのテーマで話合うことは、簡単ではありません。
よくやってしまいがちな失敗が
「いや、それは違うよ」「でも、そうじゃないよ」
といった、相手の意見を否定していく論法で会議がすすむこと。
この手法は、一見活発に話し合いがなされているように見えますが、
結果として、建設的なアイディアが生まれるよりも前に、
感情論のケンカになってしまうことも少なくありません。
そこで、当院のスタッフミーティングでは
一つ、ルールを設けています。それは、
「Yes, and..(いいね、それならこうしたらどうかな)」と発言する
詳しい手法は、この動画を見ていただくとわかりやすいと思います。
スタンフォード白熱教室(抜粋)ブレストのコツ「Yes, And」 - YouTube
この授業で講師をされているのは、
スタンフォード大学のエグゼクティブコースで教鞭をとられている、
ティナシーリグ先生です。
このエグゼクティブコース受講生から、
クリエィティブな経営マネジメントを実践しているスタッフが
数多く生み出されており、
当院でも「よりクリエイティブな仕事ができるように!」と
積極的に彼女の考え方を取り入れようと考えております。
実際にこの「Yes, and」ルールを実践しながら会議すると、
今までが嘘に思えるくらい、
クリエイティブでワクワクする案が生まれます。
また、参加するスタッフもわいわいと笑顔で会議してくれるのです。
こういう楽しい雰囲気の会議は、スタッフのモチベーションを持ち上げ、
飼い主様へ還元するサービスを豊かにすることにつながる、と思っています。
さぁ、次回はどんな素敵なアイディアが飛び出すのか、
今から会議が楽しみです。
飛鳥山動物病院 代表
川口