飛鳥山動物病院 徒然日記

飛鳥山動物病院のスタッフブログです!

【当院でネクスガード・シンパリカをご購入された方へ】

当院でネクスガード・シンパリカをご購入された方へ

  • まれに神経系の副作用がでる、とアメリカで報告されました
  • 日本での発生頻度は不明です 
  • もし投与後の体調不良がある場合はご連絡ください
  • 当院で購入された方には、別薬への変更・返金対応をしております

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2018年9月20日アメリカのFDA CVM(食品医薬品局 動物用医薬品センター)から

イソキサゾリン系駆虫薬について注意勧告が発表され、

「有益な薬だが、投与後まれに神経系の副作用が出ることもある」

という注意が促されています。

該当する薬剤は、

ネクスガード(スペクトラ)、ブラベクト、シンパリカ、クレデリオです。

Animal Drug Safety Communication: FDA Alerts Pet Owners and Veterinarians About Potential for Neurologic Adverse Events Associated with Certain Flea and Tick Products


具体的な副作用は、筋肉の震え、ふらつき、発作などで、

FDAの米国内調査では、犬猫への使用後に副作用が報告されているようです。
FDAとは、製薬会社に対し、副作用の明示を指示勧告するアメリカ政府機関です。)

FDAは、それぞれの犬猫の病歴にあわせて、

イソキサゾリン系のノミ・マダニ駆除薬が適切かどうか、

獣医師・飼い主が相談した上で処方を決めるよう、提案しています。

(イソキサゾリン自体は、自主回収・販売中止の対象ではないようです)

日本での状況については、現在製薬会社が調査している状態です。

追加情報が分かり次第ご報告いたします。(2018年10月10日現在)


当院にネクスガード・スペクトラを卸してくれる製薬会社は

「今まで数年、多数の動物病院に販売していますが、

 現在までのところ、東京北区で重篤な副作用の報告はうけていません」

とのことでした。

 

当院でネクスガード(スペクトラ)・シンパリカをご購入された方へ

必ずしも神経系の副作用が出るわけではなく、

いまのところ当院の患者様への聞き取り調査では、みな大丈夫そうです。

過去に投薬していても、今後の異常を招くわけではないと推測されます。

 

ただし、今後もこの薬を継続されるかは、ご相談が必要かもしれません。

 

ご希望の方には、別薬への変更(差額返金)を実施しております

購入された方には、こちらからも随時ご連絡さしあげておりますが、

詳しくは当院スタッフまでお問い合わせください。

 

ご不安を与える報告となり、心よりお詫び申し上げます。

ご質問・ご相談について、どうぞお気軽にスタッフまでご連絡ください。

 

飛鳥山動物病院 獣医師 川口悠爾