😺手術がんばったね😽
先日,避妊手術をがんばってくれた,さくらちゃんです💕
大人しくて,とっーてもいい子のさくらちゃん💕
手術翌日もリラックス♪かわいい笑顔で答えてくれました.
さくらちゃん,えらかったね🤗がんばりました✨
※当院はできる限り怖さ・痛みがすくない入院と手術を心がけています.
なお,保護者の方のご了承頂いた子のみをブログにてご紹介しております。
セミナー参加報告(脊椎の手術 / Hemi-Layer to Layer 縫合実習)
上野で開催された外科実習セミナーに参加しました
講師:中島尚志 先生 (HJS)
テーマ:脊椎の手術 実習:Hemi-Layer to Layer 縫合
今回のテーマは,脊椎手術が必要な疾患についてです.
その中で,椎間板ヘルニアについてご紹介します.
脊椎の間にある,椎間板という物質が飛び出し
太い神経(脊髄)を圧迫することで,神経症状を招きます.
軽い痛みから,麻痺で歩けなくなる…など,重症度は様々です.
椎間板ヘルニアについて,ご相談をいただくことが非常に多いです.
手術しか治療法はないのか?
薬と安静では改善しないのか?
鍼治療・リハビリ…などではどうか?
あくまで私の見解ですが,その子の状態・ご家族の状況やご希望にあわせて,
治療方針をカスタマイズしていく必要があると思っています.
獣医療的に,一番改善を見込める方針は,
適切なセンターでのCT/MRIにより,椎間板ヘルニアを確定診断し,
的確な外科治療を早期に実施することです.
ただし,そのためには
・MRI/CTと手術で必要な全身麻酔は,その子にどの程度負担なのか
・MRI/CTと手術にかかる費用・受診の手間が,ご家族に過負荷ではないか
・それらの負担と,期待される治癒(利益)は,みあっているのか
を,ご相談する必要があります.
一方,手術をせずに,内科療法や代替療法をする場合も
(鍼治療・レーザー治療・手術なしのリハビリなど)
改善見込みが手術よりも乏しかったり,
そもそも治療効果が不明だったりと,
手術よりも負担が少ない分,不確実さやデメリットも存在します.
どのような治療が,その子とご家族に一番よいのか.
病気の様子や,ご家族のご希望を加味して,
ご相談していくことが大切だと,私は考えています.
今回のセミナーでは,外科の専門家である中島先生から,
脊椎疾患の診断,手術の利益と合併症,具体的な手術方法など
詳細にご講演いただきました.
明日以降の診療,手術に役立てていきたいと思います.
獣医師 川口
😺ぬいぐるみさんの里親を募集します😸
この子たち(ぬいぐるみ)の里親さん募集中です!
患者様から,手作りぬいぐるみをたくさんいただきました!
(いつもありがとうございます💕)
とーってもかわいいんですよ😍
「いらした方に,ぜひさしあげてください!」とのことですので,
小さいお子さんや,大切にしてくださる方にお渡ししています.
スタッフまで,ぜひぜひお声がけくださいね🎁
【文献紹介】症状がない犬猫に,胃腸粘膜保護剤を飲ませても,予防効果はないかもしれません.
久しぶりに,学術文献のご紹介です.
突然ですが,「胃薬」というとどんなイメージですか?
『食べる前に,のむ!』=
『症状が出る前に,予防的にのんでおく!』って印象,ありませんか?
2018年,アメリカ獣医内科学会(ACVIM)という団体から,
『犬猫の胃腸薬はこう使おうよ』という報告がなされました.
胃酸分泌抑制剤のガスターやオメプラゾール,
粘膜をバリアするスクラルファートが主に検討されています.
Stanley L.Marks, et al.“ACVIM consensus statement: Support for rational administration of
gastrointesutinal protectants to dogs and cats.” J Vet Interm Med. 2018 Nov-Dec; 32(6):1823-1840.
この文献のPECO
P:胃炎・膵炎・肝臓病・腎臓病があるけど,
症状(嘔吐)はなく,潰瘍や出血がなさそうな犬猫へ
E:胃酸抑制剤やスクラルファートを念のため投与すると
C:投与しない際と比べて
O:嘔吐や,胃腸の潰瘍・出血を予防してくれますか?
この文献では,過去の報告を参考に,
『予防効果なさそうなので,念のための投与はいらないかも』
『腎臓や肝臓が悪くても,症状がないなら
念のための胃粘膜保護剤は,つづけないでいいよ』と提案しています.
心配だから,お薬をのませつづけたい.
そうお考えになる飼い主様もいらっしゃいますが,
わんちゃん・ねこちゃんからすれば,
飲む薬は極力へらしてほしいですよね.
当院では引き続き,お薬はできる限り
「必要な時に,必要なものだけ」を心がけていきたいと思います.
この文献まとめを,日本語で読みたい方はこちらをどうぞ
【犬猫・文献】ACVIMが推奨する胃腸保護薬の適正使用マニュアル : 青銅色の小動物医療ジャーナルクラブ
<注意>
ご紹介している文献の学術情報は,その後の研究により,
より正しい内容や異なる方針に訂正・修正されることもあります.
また,すべての子に,胃腸薬の予防的投与が不要とも限りません.
本ブログの内容をそのまま鵜呑みにせず、疑問点や不安点は
当院,またはかかりつけの獣医さんへご相談をお願いします。
なお余談ですが,大正漢◯胃腸薬を「食べる前に飲む」理由は,
漢方薬は空腹時のほうが吸収されやすいから,だそうで
暴飲暴食による胃炎には予防的にのもうね,という意味ではないのだそうです.
獣医師 川口
🎍新年あけましておめでとうございます🎍
新年あけましておめでとうございます.
昨年は至らない点も多々ありました.
また,スタッフの産休・退職にあたり,
人手不足での多大なご迷惑をおかけし、
大変申し訳ございませんでした.
今年は,よりみなさまのお力になれるよう
一層努めてまいります.
どうぞ本年もよろしくお願いいたします.
飛鳥山動物病院 スタッフ一同(川口)
初詣は,家族総出で七社神社にご挨拶に行きました.
つばさ(ねこ)はあたたかいお布団でお留守番.
😸手術がんばったね😸
先日避妊手術をがんばってくれた,
ペルシャのミャオちゃんです🐱
入院中もすりすりリラックス,本当にお利口さんでした.
麻酔から覚めた後も穏やかな様子で,元気に退院されました💕
ミャオちゃん,がんばったね!
※保護者の方のご了承の元、撮影・投稿させて頂いております。